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キリスト教が中国で拡大し続けている事実が意味するもの

中国当局による「十字架外し」。しばらく前にNHKの特集でちらっと見たときに、そんなことが現代であるのか、というぐらいの印象でした。しかし、産経ニュースの記事を見て、その信者の数に正直驚いてしまいました。(以下、引用)
貧富の格差など社会矛盾の拡大にともない、中国では近年、キリスト教の信者が急増。プロテスタントだけで1億人を超え、総数8千万人の共産党員を上回ったとの推計もある。共産党員の中には理念を捨ててキリスト教を信仰する人も増えているという。(産経ニュース、「拡大する「十字架外し」 党員数越える信者に危機感」)
1億人とした場合、13億を超える中国の人口からすれば、約7%ということになりますが、カトリックを入れれば10%行くようです。つまり、日本の人口以上のクリスチャンがいるということになります。

ただ、もちろん「中国」の話なので、どういう教義を中心としているのかと少し疑わしい気持ちも否定できないところではあります。しかし、それだけの数の人がキリスト教的な教えに触れているというだけでもすごいことだと思います。

一方アメリカのクリスチャンは、Wikipediaによると、2014年のPew Research Centerによる調査で、人口の70.6%だそうです。また、PROLADEによるデータ(同じくWikipedia)によればその率は減少傾向にあります。カトリックの率は減少していないのに、プロテスタントだけが減少しているのも興味深い点です。アメリカの人口を3億とすると、クリスチャンは2億1千万ということになります。

中国は、国力という面から見ても、共産主義の最後の牙城とも言えます。そこで今、キリスト教が広がろうとしている事実に、驚きと共に希望を感じます。しかし、一方、キリスト教国家として建国したはずのアメリカで、神様が創った男女の性別(創世記/ 1章 27節)をないがしろにし、同性の結婚まで認めようとしている現状は、皮肉な状況と言えるかもしれません。そして、中国にもその影響は、確実に浸透していきます。

中国当局は、現在、浙江省での「十字架外し」による宗教迫害を進めています。それだけキリスト教を脅威と感じているわけです。迫害が激化すれば、それに対する抵抗も大きくなるでしょう。今後の動向を注視したいと思います。


この記事を見て、文鮮明先生が語られた言葉を思い出しましたので、最後に引用します。
共産党も一世は反対しますが、二世はレバレンド・ムーンを好きになるでしょう。そのようになっています。もしそうならなければ、私が神様の力を借りてそのようにさせるつもりです。(1983/6/5)「神様の摂理から見た南北統一」

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