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アーミッシュの自給自足、自己犠牲、そして天一国の自己防衛権(後編)

 アーミッシュの自給自足、自己犠牲、そして天一国の自己防衛権(前編) からの続きです。 赦しと平和と自己防衛 アーミッシュは徹底した平和主義者です。兵役も拒否したため第二次世界大戦中は暴行を受けたり、投獄されたりすることになりました。喧嘩や言い争いはもちろん、訴訟も禁じられています。 彼らの平和主義、自己犠牲の精神を表しているとも言える事件がありました。2006年10月2日に起きた ニッケルマインズの銃撃事件 です。銃を持った非アーミッシュの男がアーミッシュの学校に立てこもり、結果的に5名のアーミッシュの少女が死亡、その他複数が重症を負い、犯人はその場で自殺しました。

アーミッシュの自給自足、自己犠牲、そして天一国の自己防衛権(前編)

2016年3月6日の亨進様の説教 で、アーミッシュのことが出てきました。 以前ペンシルベニアのことを調べているときにアーミッシュのことも気になっていたので、いろいろと調べてみました。ここでは、アーミッシュについての簡単な紹介と亨進様の説教で強調されていた彼らの「自給自足」の生活などについて少し紹介してみたいと思います。 今回、私が参考にしたのは、「アーミッシュ」(著者:堤純子、出版社:未知谷) という書籍です。 アーミッシュの歴史 宗教改革が起こった16世紀はじめに、再洗礼派のスイス兄弟団と呼ばれる人々がローマカトリック教会の厳しい迫害に追われながら活動していました。再洗礼とは幼児洗礼を否定し、自分たちの自由意思で互いに洗礼し合って初めて真のクリスチャンになるという考えから出たものです。 初期の再洗礼派は武装してカトリック教会と戦っていましたが、メノ・サイモンズ(シモンズ)という元カトリック司祭が非暴力を訴えて彼が中心となり、彼らはメノナイト(メノナイト派は現在も存続しており、日本にも教会があるようです。)と呼ばれるようになります。そして、その後、ヤコブ・アマンという主教が教義違反者の処遇をもっと厳しくすべきだと主張してメノナイトから独立する形でアーミッシュを設立しました。