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預言者エリヤの戦いとサンクチュアリアンの戦い

旧約時代の預言者エリヤは、非常に重要な使命を持った人物だと言えます。例えば、新約聖書のマタイによる福音書だけでも「エリヤ」の名前は9か所も出てきます。イエス様が変貌山で「最後のこと」について話し合ったのは、モーセとエリヤの霊でした(ルカによる福音書/ 9章 30-31節)。

皆さんよくご存じのお話しかとは思いますが、もう一度エリヤの話を吟味してみたいと思います。


Elias041
「エリヤ」(Elijah)
1638,ホセ・デ・リベーラ作
エリヤは、カルメル山で異教の預言者と対決したことで有名ですが、その背景にはイスラエル王国(北王国)の妃、イゼベルがいました。イゼベルはアハブ王(BC874―853年)がフェニキアから妻として迎えた異教徒でありました。
オムリの子アハブは彼よりも先にいたすべての者にまさって、主の目の前に悪を行った。彼はネバテの子ヤラベアムの罪を行うことを、軽い事とし、シドンびとの王エテバアルの娘イゼベルを妻にめとり、行ってバアルに仕え、これを拝んだ。彼はサマリヤに建てたバアルの宮に、バアルのために祭壇を築いた。アハブはまたアシラ像を造った。アハブは彼よりも先にいたイスラエルのすべての王にまさってイスラエルの神、主を怒らせることを行った。(列王紀上/ 16章 30-33節)
イスラエル王国(北王国)の王たちは、悪王ぞろいでありますが、アハブ王はその最たるものだったとあります。また、イゼベルによって、その悪が増し加わったと言えます。これは、次の聖句からも明らかであります。
アハブは家づかさオバデヤを召した。(オバデヤは深く主を恐れる人で、 イゼベルが主の預言者を断ち滅ぼした時、オバデヤは百人の預言者を救い出して五十人ずつほら穴に隠し、パンと水をもって彼らを養った)。(列王紀上/ 18章 3-4節)
 アハブのように主の目の前に悪を行うことに身をゆだねた者はなかった。その妻イゼベルが彼をそそのかしたのである。 (列王紀上/ 21章 25節)

他の善の預言者は皆殺されてしまい、エリヤはたった一人残された主の預言者でありましたが、一人悪に立ち向かいます。
アハブはエリヤを見たとき、彼に言った、「イスラエルを悩ます者よ、あなたはここにいるのですか」。彼は答えた、「わたしがイスラエルを悩ますのではありません。あなたと、あなたの父の家が悩ましたのです。あなたがたが主の命令を捨て、バアルに従ったためです。それで今、人をつかわしてイスラエルのすべての人およびバアルの預言者四百五十人、ならびにアシラの預言者四百人、イゼベルの食卓で食事する者たちをカルメル山に集めて、わたしの所にこさせなさい」。そこでアハブはイスラエルのすべての人に人をつかわして、預言者たちをカルメル山に集めた。 (列王紀上/ 18章 17-20節)
その後、カルメル山でエリヤ対異教の預言者たちの対決となりますが、異教の預言者たちの神は沈黙したままでした。主なる神はエリヤの前に天から火を下して、エリヤの勝利となり、異教の預言者たちは滅ぼされました。

それを聞いたイゼベルは、エリヤを殺そうとしたため、エリヤは再び逃亡生活を送ることになります。そして、最終的にイゼベルは、無実の罪を負わせてナボテを殺させた報いを受けて非業の死を遂げたのでした。(列王紀下/ 09章 30-37節)


家庭連合は、天の父を、天の父母という異教の神に変えてしまいました。それは言葉の問題というよりも動機の問題だと思います。霊的異端分派活動の中心人物である疑いのある、アンドリュー・ウィルソンを、その新しい神学理論の代弁者として立てていることもその証拠であります。

エリヤは一人で異教の預言者に挑み、勝利しました。家庭連合の公職者たちは、もはや異教の預言者と同じです。サンクチュアリの3000家庭が、真の神様、天の父に祈るならば、エリヤのときのように、偽りの預言者たちは屈することでしょう


コメント

  1. >家庭連合は、天の父を、天の父母という異教の神に変えてしまいました。それは言葉の問題というよりも動機の問題だと思います。

    この、動機の問題というのが本当に分かりにくいんだと思います。動機の証明というのが大変ですね。

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    1. 理論的にはいろいろ言い逃れができるので、状況証拠で判断するというところでしょうか。

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