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亨進様による聖書解説、エペソ人への手紙6章より

2016年2月の2100双祝福の際、亨進様が、日本と韓国の兄弟姉妹と長い懇談会を持たれたことがありましたが、その際に亨進様がエペソ人への手紙6章の悪との戦いについての聖句を語られていました。その際は、解説というよりそのものという感じだったと思います。その時のことが非常に印象深かったので、このブログのトップにも掲載しています。

さて、サンクチュアリの北カリフォルニア教会が、亨進様の説教などのPodcastを公開しているのですが、その中に亨進様が行われた聖書勉強会のものが少しだけあります。そこに、エペソ人への手紙6章の聖句についてのディスカッションがあるのを見つけたので、聞いてみました。


2015-05-20 Bible Study with Hyung Jin Moon - part 1 というのがそれで、part2まであります。ここでは、私が理解できる範囲でその要点を共有できればと思います。

まず、聖句全体を引用します。

(エペソ人への手紙6章11節-18節)
11:悪魔の策略に対抗して立ちうるために、神の武具で身を固めなさい。
12:わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである。
13:それだから、悪しき日にあたって、よく抵抗し、完全に勝ち抜いて、堅く立ちうるために、神の武具を身につけなさい。
14:すなわち、立って真理の帯を腰にしめ、正義の胸当を胸につけ、
15:平和の福音の備えを足にはき、
16:その上に、信仰のたてを手に取りなさい。それをもって、悪しき者の放つ火の矢を消すことができるであろう。
17:また、救のかぶとをかぶり、御霊の剣、すなわち、神の言を取りなさい。
18:絶えず祈と願いをし、どんな時でも御霊によって祈り、そのために目をさましてうむことがなく、すべての聖徒のために祈りつづけなさい。
以下、亨進様の解説の要約となります。

まず、11節の解説です。
ギリシャ語での言葉の意味などから、ここには、「聖霊に出会って、超自然の力、軍隊を越えるような力を注入されて、それを受ける」 という意味があり、「超自然の力でスーパーマン・スーパーウーマンのようになる」ことを意味しています。

そして、ここで語られている「神の武具」とは、ローマの兵士が着用していた、7つの武具に例えられる7つのものです。それらは、14節から18節で出てきます。

14節にある「立って」という言葉ですが、ギリシャ語の意味から、ただ普通にまっすぐ立つというより、「前傾姿勢で敵に向かって押しながら立つ」ことを意味しています。以下は7つの武具の解説です。
Roman legionaire with manica 02
ローマ軍の兵士:Wikipediaより
真理の帯について
剣(霊)はベルト(真理)に付けられますので、「霊は真理から現れる」ということを意味します。

正義の胸当て
胸当ては一人では身に付けられません。誰かに手伝ってもらう必要があります。つまり、正義は自分一人のことではなく、他の人の助けが必要となります。これは、正義における関係性の価値を示しており、正義は他の人にどのように接するかという関係性の価値によるものです。それで正義によって自分が守られます。正義を身に着けるには助けが必要です。

平和の福音の備え(靴、または脛あて)
ローマ兵が履いていた靴の靴底にはたくさんの鋲が打ってあったそうです。それ自体が武器のようなものです。歩くだけで破壊してしまいます。大きな音もして人々は恐れて逃げてしまいます。脛あては脛を覆う金属のプレートです。悪魔があなたを傷つけるために置いた、棘のある藪のような場所を何事もなく平和に通ることができます。

信仰のたて
盾は革で作られたものです。ギリシャ語では、ドアや門を意味する言葉が使われています。戦闘の前に盾は水中に入れられて、重さは3,4倍になります。そのため、火の矢が飛んできたときに、火を消すことができます。また、重くなるので武器としても利用できます。信仰も防御だけでなく攻撃的な武器として用いることができるという意味があります。

救のかぶと
兜は金属で頭頂部に馬の毛が付けられ、重さが25ポンド(11キログラム)もあります。中に海綿のクッションが入れられ、冷やすために水が入れられます。闘いの場でも常に保護されるために、救いはいつも私たちに降り注がれなければならないという意味です。

御霊の剣・神の言
長剣は、両刃の剣でどのような角度からも攻撃できます。悪魔と対面して接近戦をするときに使うものです。

以上で6つまでありますが、7つ目はどこにあるでしょうか? 7つ目の武具は投げ槍なのですが、これは18節にある「祈り」のことです。盾を持って兵士たちが亀のような陣形で進み、間から投げ槍を投げます。投げ槍は祈りを表し、遠くからサタンを攻撃できるものです。一緒に祈ることで遠くからサタンを攻撃します。激しくて速すぎる場合は剣を持って戦います。祈りは悪魔が近づく前にそれを止めるのに有効です。神様が与えたもう一つの武器です。

最後に12節の解説です。
12:エペソ人への手紙/ 06章 12節
わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである。
この「戦い」は死を賭けたレスリングの意味があり、命がけの戦いを意味します。支配とは古代の悪を意味します。やみの世の主権者とは、サタンが下位の悪魔を訓練する場所を表します。サタンは自分が直接手を下さなくても他の悪魔を使用して攻撃します。英語ではAgainstという語が何度も使用されています(日本語版はそのように翻訳されていません)。ギリシャ語でもそうであり、これは他に選択の余地がなく、必ず悪魔に立ち向かって戦わなければならないことを意味します。戦いは避けられません。

神様は、私たちに恐れを抱かせようとしているのではなく、準備させるためにこのみ言があります。神様は私たちにすべての武具を与え、コーチしているのです。私たちはサタンの軍団を倒すために必要なものを与えられています。

以上が要約となります。

ローマ軍の武具、装備については以下のページを見るとイメージしやすいでしょう。
ローマ軍の装備一覧(Wikipedia)

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