家庭連合はどこまで真のお父様(文鮮明師)を冒涜すれば気が済むのでしょうか?九里聖地売却決定の話は、心ある食口にとっても大きな悲しみとなったと思います。
私にはナボテのぶどう畑の話が想起させられます。
以前も北イスラエル王国の悪王アハブの妻となったイゼベルの話について書いたことがありますが、もう一度詳しく見ていきたいと思います。
列王紀上の21章、1節から24節の内容となります。
アハブ王は、ナボテがエズレルというところに所有していたぶどう畑の土地を譲るようナボテに言い寄ります。
しかし、ナボテは断固として断ります。引き換えに新しい畑や金を受け取ることさえ拒否します。なぜでしょうか?
さて、ナボテにあっさり断られたアハブ王ですが、そこから悪の王妃イゼベルの悪魔のような謀略が始まります。聖書からそのまま以下に引用しましょう。同じく列王紀上の21章の続きです。
(長いので、読む時間のない方のために要約しますと、ヤクザ者を雇い、ナボテが神を冒涜したと偽証させ、無実のナボテを陥れて石打ちの刑で殺したのです。)
シャボン玉さんがブログに掲載された「お母様が九里食口たちに伝えられたというメッセージ」を見てみますと、「聖書の歴史を知れば許しがない」という言葉がありました。私に言わせれば、聖書の歴史を知るならば、聖地の売却など言語道断です。このメッセージも実際は韓国の幹部が作文したものなのかもしれませんが、韓お母様には今一度、聖書の歴史について真摯に見つめ直していただき、聖地売却を考え直していただきたいと、強く思います。
私にはナボテのぶどう畑の話が想起させられます。
以前も北イスラエル王国の悪王アハブの妻となったイゼベルの話について書いたことがありますが、もう一度詳しく見ていきたいと思います。
列王紀上の21章、1節から24節の内容となります。
アハブ王は、ナボテがエズレルというところに所有していたぶどう畑の土地を譲るようナボテに言い寄ります。
1:さてエズレルびとナボテはエズレルにぶどう畑をもっていたが、サマリヤの王アハブの宮殿のかたわらにあったので、2:アハブはナボテに言った、「あなたのぶどう畑はわたしの家の近くにあるので、わたしに譲って青物畑にさせてください。その代り、わたしはそれよりも良いぶどう畑をあなたにあげましょう。もしお望みならば、その価を金でさしあげましょう」。
現代のエズレル |
3:ナボテはアハブに言った、「わたしは先祖の嗣業をあなたに譲ることを断じていたしません」。それは、先祖の嗣業であるからです。先祖の嗣業の土地はユダヤ人たちにとって神聖なものでありました。土地は神様が嗣業としてそれぞれの部族に分け与えたものだったのです。それは、アブラハムの時から神様が約束した「乳と蜜との流れる地」であります。その嗣業の地を譲り渡すということは、神様との神聖な契約を反故にするということに他ならず、冒涜であり反逆だといえます。ナボテにとってはお金が問題ではなかったわけです。民数記には以下のような記述があります。
あなたがたは、おのおの氏族ごとにくじを引き、その地を分けて嗣業としなければならない。大きい部族には多くの嗣業を与え、小さい部族には少しの嗣業を与えなければならない。そのくじの当った所がその所有となるであろう。あなたがたは父祖の部族にしたがって、それを継がなければならない。 (民数記/ 33章 54節)また、ヨシュア記13章から19章までを割いて、細かくその嗣業の土地の割り振りが記載されていることからも、ユダヤ人にとって非常に重要な意味をもっていたことがわかります。
さて、ナボテにあっさり断られたアハブ王ですが、そこから悪の王妃イゼベルの悪魔のような謀略が始まります。聖書からそのまま以下に引用しましょう。同じく列王紀上の21章の続きです。
(長いので、読む時間のない方のために要約しますと、ヤクザ者を雇い、ナボテが神を冒涜したと偽証させ、無実のナボテを陥れて石打ちの刑で殺したのです。)
7:妻イゼベルは彼に言った、「あなたが今イスラエルを治めているのですか。起きて食事をし、元気を出してください。わたしがエズレルびとナボテのぶどう畑をあなたにあげます」。8:彼女はアハブの名で手紙を書き、彼の印をおして、ナボテと同じように、その町に住んでいる長老たちと身分の尊い人々に、その手紙を送った。9:彼女はその手紙に書きしるした、「断食を布告して、ナボテを民のうちの高い所にすわらせ、10:またふたりのよこしまな者を彼の前にすわらせ、そして彼を訴えて、『あなたは神と王とをのろった』と言わせなさい。こうして彼を引き出し、石で撃ち殺しなさい」。11:その町の人々、すなわち、その町に住んでいる長老たちおよび身分の尊い人々は、イゼベルが言いつかわしたようにした。彼女が彼らに送った手紙に書きしるされていたように、12:彼らは断食を布告して、ナボテを民のうちの高い所にすわらせた。13:そしてふたりのよこしまな者がはいってきて、その前にすわり、そのよこしまな者たちが民の前でナボテを訴えて、「ナボテは神と王とをのろった」と言った。そこで人々は彼を町の外に引き出し、石で撃ち殺した。14:そして人々はイゼベルに「ナボテは石で撃ち殺された」と言い送った。15:イゼベルはナボテが石で撃ち殺されたのを聞くとすぐ、アハブに言った、「立って、あのエズレルびとナボテが、あなたに金で譲ることを拒んだぶどう畑を取りなさい。ナボテは生きていません。死んだのです」。16:アハブはナボテの死んだのを聞くとすぐ、立って、エズレルびとナボテのぶどう畑を取るために、そこへ下っていった。そしてアハブ王とイゼベルが犯したこの重大な犯罪がきっかけとなり、神様はエリヤを通してこの悪王たちを断罪するに至るわけです。
17:そのとき、主の言葉がテシベびとエリヤに臨んだ、18:「立って、下って行き、サマリヤにいるイスラエルの王アハブに会いなさい。彼はナボテのぶどう畑を取ろうとしてそこへ下っている。19:あなたは彼に言わなければならない、『主はこう仰せられる、あなたは殺したのか、また取ったのか』と。また彼に言いなさい、『主はこう仰せられる、犬がナボテの血をなめた場所で、犬があなたの血をなめるであろう』」。神様の命令を受けたエリヤは、悪王に立ち向かい、彼らを断罪し滅ぼすことを宣言します。
20:アハブはエリヤに言った、「わが敵よ、ついに、わたしを見つけたのか」。彼は言った、「見つけました。あなたが主の目の前に悪を行うことに身をゆだねたゆえ、21:わたしはあなたに災を下し、あなたを全く滅ぼし、アハブに属する男は、イスラエルにいてつながれた者も、自由な者もことごとく断ち、22:またあなたの家をネバテの子ヤラベアムの家のようにし、アヒヤの子バアシャの家のようにするでしょう。これはあなたがわたしを怒らせた怒りのゆえ、またイスラエルに罪を犯させたゆえです。23:イゼベルについて、主はまた言われました、『犬がエズレルの地域でイゼベルを食うであろう』と。24:アハブに属する者は、町で死ぬ者を犬が食い、野で死ぬ者を空の鳥が食うでしょう」そして、エリヤの預言の通りに、イゼベルは悲惨な死を迎えます(列王紀下 9章 30-37節)。
シャボン玉さんがブログに掲載された「お母様が九里食口たちに伝えられたというメッセージ」を見てみますと、「聖書の歴史を知れば許しがない」という言葉がありました。私に言わせれば、聖書の歴史を知るならば、聖地の売却など言語道断です。このメッセージも実際は韓国の幹部が作文したものなのかもしれませんが、韓お母様には今一度、聖書の歴史について真摯に見つめ直していただき、聖地売却を考え直していただきたいと、強く思います。
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