日本サンクチュアリ協会のホームページに2017年5月18日付けで、江利川総会長の名前で書かれた文章を見て少々驚きました。以下に引用いたします。
トランプ大統領のために、アメリカのために、世界のために祈りましょう、という姿勢はこれまで同様に重要でしょう。主要メディアの攻撃は非常に激しいものであることも分かります。 お父様のみ言も非常に素晴らしい内容です。
非常に簡潔な文章なため真意は測りかねるところではありますが、ここに明言されてはいないとしても全容を把握していない人が勘違いをされる可能性もあると感じましたので、私なりの見解を述べさせていただきたいと思います。
さて、トランプ大統領が弾劾されるようなことがあれば、確かに「アメリカの亡国と世界の混乱を招きかねない由々しき事態」でありますが、現実を冷静に分析すればそのような可能性はほとんど無いと言えます。
ウォーターゲートでは特別捜査官の解任時点で既に犯罪を裏付ける証拠が出ていましたが、トランプ陣営とロシアの癒着疑惑についても、今回出たコミー前長官のメモに関する匿名の証言についても、いずれも何の法的証拠も出ていません。
JBPressの古森氏の記事(バイアスがかかっている米国の「FBI長官解任」報道)が、客観的に現状の一部を分析していますのでこちらを一読されることをお勧めします。
またウォーターゲートとの比較について当時その事件の調査委員会に関わった民主党の人物は、今回のトランプの件は完全に党派的な動きであり、ウォーターゲートと比較すること自体が当時超党派的に事件の解明に全力を傾けた人々の活動を貶めるものだとすら述べています。(参考記事:英文)
ウォーターゲートでは、ニクソンとその周辺の犯した罪自体は明らかであったわけですが、それでもゆるし、愛し、団結しましょうというのがお父様のメッセージであったと認識しています。
一方トランプ大統領には、非難を受けるべき、また弾劾されるべき正当な不正の証拠は現時点で出ていません。状況は全く異なるものであるというのが正しい現状認識だと言えます。
無いとは思いますが、万が一ウォーターゲートのように「トランプは不正を行ったが許しましょう」という認識を持つ人がいれば、それは正しい認識ではありません。誰かに聞かれてもゆめゆめそのような回答をされませんように。
左翼勢力は「ウォーターゲートの再来」 と思いこませようとしていますが、そうではないのです。
ロシアとの疑惑についても、スーザン・ライス元補佐官が情報機関の傍受データからトランプ陣営の身元公開を要求していたことが発覚したように、反対勢力は既にすべての傍受データをチェックしているはずですから、本当に証拠があればとっくにトランプは弾劾されていることでしょう。
ですから、特別検察官を任命しようが新たな事実や証拠が今後出てくるとは思えません。証拠が捏造されるようなことがない限り、かえって客観的に潔白が証明されるのではないかというのは楽観的すぎるでしょうか?
では、何が問題であるのかについても考えてみましょう。
1つは最近のロシア外相、大使との会談の件でも出たように、内部からのリークの問題です。制度上の制限から、国家安全保障会議の職員の中にはまだオバマ時代の職員が在籍しています。完全にDrain The Swampするにはまだ時間がかかりそうです。今後もあのような攻撃は続くことでしょう。
今回も続けざまに「スクープ」を報道されたように、フェイクニュースを乱発されれば、悪影響がないとは言えません。
そういう意味では、主要メディアとの戦いというのも今後も重要なポイントではないでしょうか。
アメリカ国内で、ケーブルテレビでは保守系のFOXニュースを見ている人も多いようですし、ネットの保守系メディアもあります。ですから、上で紹介した古森氏の記事のように客観的に見ている人も相当数いるのではないかと思います。
しかし、日本国内ではほとんどアメリカのリベラル系、左翼的主要メディアの報道しか報道されていません。トランプ大統領に関する報道ではほとんど脳死状態でフェイクニュースだろうと印象操作だろうと、主要メディアの意図通りに垂れ流しているのが現状です。
しかし、保守派の中には主要メディア、マスコミが偏っているということを認識している人々はいますので、ブログ、SNSなどあらゆる手段を使って正しい情報を伝えていくことが重要だと思います。
上で挙げた古森氏をはじめ保守派の論客の中には、トランプ大統領、トランプ政権に対して正しい認識を持っている人もいますので、そのような方を支援しネットワークを持っていくことも重要ではないかと思います。
今、アメリカでは、1973年11月のニクソン大統領のウォーターゲート事件ならざるトランプ大統領に対するロシアゲート事件を醸成しようとしております。アメリカの亡国と世界の混乱を招きかねない由々しき事態です。この後、ウォーターゲート当時のお父様の宣言文が続きます。
当時、真のお父様は、『許せ、愛せ、団結せよ!』のメッセージをアメリカを始めとして全世界に発せられ、私達は、断食の精誠を捧げて、全世界からアメリカのために深刻に祈りました。
ここに、真のお父様がアメリカの国と国民に向けて懇切に訴えられた宣言文をお伝えいたします。
日本サンクチュアリ協会 総会長 江利川安栄(2017/5/18)
トランプ大統領のために、アメリカのために、世界のために祈りましょう、という姿勢はこれまで同様に重要でしょう。主要メディアの攻撃は非常に激しいものであることも分かります。 お父様のみ言も非常に素晴らしい内容です。
非常に簡潔な文章なため真意は測りかねるところではありますが、ここに明言されてはいないとしても全容を把握していない人が勘違いをされる可能性もあると感じましたので、私なりの見解を述べさせていただきたいと思います。
さて、トランプ大統領が弾劾されるようなことがあれば、確かに「アメリカの亡国と世界の混乱を招きかねない由々しき事態」でありますが、現実を冷静に分析すればそのような可能性はほとんど無いと言えます。
ウォーターゲートでは特別捜査官の解任時点で既に犯罪を裏付ける証拠が出ていましたが、トランプ陣営とロシアの癒着疑惑についても、今回出たコミー前長官のメモに関する匿名の証言についても、いずれも何の法的証拠も出ていません。
JBPressの古森氏の記事(バイアスがかかっている米国の「FBI長官解任」報道)が、客観的に現状の一部を分析していますのでこちらを一読されることをお勧めします。
またウォーターゲートとの比較について当時その事件の調査委員会に関わった民主党の人物は、今回のトランプの件は完全に党派的な動きであり、ウォーターゲートと比較すること自体が当時超党派的に事件の解明に全力を傾けた人々の活動を貶めるものだとすら述べています。(参考記事:英文)
ウォーターゲートでは、ニクソンとその周辺の犯した罪自体は明らかであったわけですが、それでもゆるし、愛し、団結しましょうというのがお父様のメッセージであったと認識しています。
一方トランプ大統領には、非難を受けるべき、また弾劾されるべき正当な不正の証拠は現時点で出ていません。状況は全く異なるものであるというのが正しい現状認識だと言えます。
無いとは思いますが、万が一ウォーターゲートのように「トランプは不正を行ったが許しましょう」という認識を持つ人がいれば、それは正しい認識ではありません。誰かに聞かれてもゆめゆめそのような回答をされませんように。
左翼勢力は「ウォーターゲートの再来」 と思いこませようとしていますが、そうではないのです。
ロシアとの疑惑についても、スーザン・ライス元補佐官が情報機関の傍受データからトランプ陣営の身元公開を要求していたことが発覚したように、反対勢力は既にすべての傍受データをチェックしているはずですから、本当に証拠があればとっくにトランプは弾劾されていることでしょう。
ですから、特別検察官を任命しようが新たな事実や証拠が今後出てくるとは思えません。証拠が捏造されるようなことがない限り、かえって客観的に潔白が証明されるのではないかというのは楽観的すぎるでしょうか?
では、何が問題であるのかについても考えてみましょう。
1つは最近のロシア外相、大使との会談の件でも出たように、内部からのリークの問題です。制度上の制限から、国家安全保障会議の職員の中にはまだオバマ時代の職員が在籍しています。完全にDrain The Swampするにはまだ時間がかかりそうです。今後もあのような攻撃は続くことでしょう。
今回も続けざまに「スクープ」を報道されたように、フェイクニュースを乱発されれば、悪影響がないとは言えません。
そういう意味では、主要メディアとの戦いというのも今後も重要なポイントではないでしょうか。
アメリカ国内で、ケーブルテレビでは保守系のFOXニュースを見ている人も多いようですし、ネットの保守系メディアもあります。ですから、上で紹介した古森氏の記事のように客観的に見ている人も相当数いるのではないかと思います。
しかし、日本国内ではほとんどアメリカのリベラル系、左翼的主要メディアの報道しか報道されていません。トランプ大統領に関する報道ではほとんど脳死状態でフェイクニュースだろうと印象操作だろうと、主要メディアの意図通りに垂れ流しているのが現状です。
しかし、保守派の中には主要メディア、マスコミが偏っているということを認識している人々はいますので、ブログ、SNSなどあらゆる手段を使って正しい情報を伝えていくことが重要だと思います。
上で挙げた古森氏をはじめ保守派の論客の中には、トランプ大統領、トランプ政権に対して正しい認識を持っている人もいますので、そのような方を支援しネットワークを持っていくことも重要ではないかと思います。
同感です。某食口がフェイスブックでこの問題に関連する動画記事を取り上げていましたので、次のようにコメントしました。「トランプとニクソンの比較論を是認するなら、トランプも犯罪人だと言っているようなものですね。トランプを支援する人が、皮肉にもトランプを貶(おとし)めることがないようにしたいものです。」
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